毎年恒例の南伊豆町各地を年毎にかえながら開催されるクリーン作戦。今年は子浦。梅雨の心配もあるこの時期ながらなぜかほとんど雨に降られたことがない。このイベントでは普段ダイビングポイントになっていない場所でも水底清掃ということで潜ることができる。もちろんあくまでも水中のゴミを拾うことが目的なのでカメラなどは持たないけどポイントじゃない海に興味いっぱいのイワシとしてはかなり楽しい。
ほとんど子浦の北側にある伊浜(昨年の開催地)の集落の沖あたりにある無人の島(岩?)のまわり。風は南西だが波はそれほどでもない。水は濁り気味だが不自由なほどではない。水底は大きな岩がポコポコ立ち上がりそこにホンダワラ(みたいなの)が茂る。肝心のゴミはまったくといっていいほどない。水底の感じは西伊豆と東伊豆を混ぜてサンゴを多くした感じ。大きなニザダイの群れやメジナの群れ。沖側に向かうとトサカも多くなる。夏くらいになったらいかにも群れの魚が溜まりそうな地形である。
1日1ダイブで夜は集会所で抽選会(今年はまずまずのウチチーム)となんでかわからないけど南極のトーク&スライドショー。でもかなりおもしろかったけど。
2日目はゴミ拾いというか地元の漁師さんの依頼でガンガゼ退治で湾内にある根に潜った。10mあたりの砂地にある岩が伸びる根なのだがやたらガンガゼが多い。そのため海草がほとんど食べ尽くされ同じく海草を食べるアワビがいなくなってしまったとのことであった。鉄の棒を渡されさっそくガンガゼ退治。しかし普段(害ウニ退治とはいえ)殺生はしないので多少躊躇?する。そこで水中でガンガゼの味見を。メンバーの数人が試したところしっかりウニの味でおいしかったとの感想。周りをタカベの幼魚の群れが行ったりきたりするがひたすら退治。結局イワシチームは約700匹を退治。でもまだまだうんざりするくらいいるのであった。
そして今年も海の幸たっぷりのBBQを堪能して好評のクリーン作戦は終了したのでした。
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