北東の風が吹いているがそれほど強くないと感じたのだが東伊豆の多くのポイントはうねりのためクローズしているらしくこの時期にしては珍しく１０１もダイバーが多い。天気予報はあまりよくなかったし朝はどんよりした空模様だったが昼くらいは青空が見え日も差したりしていた。午後３時あたりからは雨になったが。

誰もいないビーチからスタート。すっかり冬の伊豆らしく生物の姿も減ってしまったがミツボシクロスズメはイソギンチャクによりそい頑張っている。沈船のアカオビハナダイは元気にハーレムをつくったりキビナゴの子が群れでおよいでいたり。浅場はきれいな水だったが深い場所は多少濁り気味。といっても１０ｍは見えていたけど。

２ダイブ目は１〜３月に開放される（今年で２年目）「八木沢沖漁礁」土肥ではあまりに良い釣り場のため他の季節にはダイバーには開放されていないらしい。海はほぼ凪で水温もこの時期にしては多少高め。水面から約２０ｍ下の漁礁が見えていたので湾内より水がいいことがわかる。ロープ沿いに潜降するとソフトコーラルで覆われた漁礁が見えてくる。潮上にはものすごい数のクロホシイシモチが群れている。このときはほかのアジやイサキはあまり見かけなかったが潮が合えばこの時期でもじゃんじゃんまわっているだろう。ここはピカチュウをはじめウミウシ類も多いのだがあまりの魚影と群生したソフトコーラルでちっちゃいものを探す集中力が出てきにくいほど。水もよく海も凪でこのようなにぎやかな海を味わえてとても満足な１ダイブであった。