ダイブログ2001

[土肥 小下田] 9月9日(日)


1.小下田 飛島沖 (ボート)

2.通り崎湾内 (ビーチ)


・ 9月9日(日) 

コンディション1 : 天候 雨時々曇り、風向 北東 、波 小、うねり 小、潮流レベル 1〜2(弱←1・・・10→強)

コンディション2 : 気温 26℃、水温25℃〜26℃、 透明度 7〜12M(小下田 20〜25〜m)

・今日か明日にでも大型の台風15号がこっちへ来そうな雰囲気だ。前の晩に西湘バイパスを走っていたらすごい波が暗闇の中でも見えた。やはり途中で通行止めになって一般道におろされたが納得。今年一番の波だったと思う。土曜日はさかえチームが土肥で潜っていてビーチ、ボートともにほとんど影響はないとのことでツアー決行することに。予定では雲見であったがうねりが予想されるのに岩の間を潜るのはきつい。メンバーと相談してポイントが多く、逃げ場のある土肥でダイビングをすることにした。それでも台風がやってくるということは海はまだ大丈夫でも船は避難を始めるのでボートダイビングができるかを確認したところ少なくとも午前中なら..との答。

そんなわけで朝いちばんでボートで飛島沖へ。海はわずかにうねりはあるがまだほとんど問題にならない程度。北東の風なので小下田地区はは波はほとんどない。(東伊豆はすごい波で各スポットは当然クローズとのこと)

海はすばらしい水であった。晴れでもないのにエントリーしたら30mの水底だって見えそうな雰囲気である。青くて水温も低くない。この時期にこれだけ南っぽい水になると魚は案外少なくなるのが例年のことである。今回も確かにあの8月の魚影絶好調時に比べれば魚だらけとは行かないが、スズメダイの群れ、マアジの群れはしっかりいる。それにしてもこういった透明度になるとこの飛島沖のダイナミックな地形の迫力がさらに増すようだ。落差20mほどのそれぞれの巨大な根の格好いいこと。。さて、エントリーした北の根から25mの水底に下りてゆくと数百のワラサ(ブリの若者)の大群がつむじ風のようにあらわれて我々の前をしばらく行ったりきたり。それから西の根でサクラダイ、タカベ、スズメダイの群れを楽しんだが上のほうに数匹のカマスサワラが泳いでいる。1mを超えていそうなやつら。すっかり満足して南の根に行って10mの根頭で地形と魚影を楽しんでいるとまたもやカマスサワラが今度は20匹以上で行進するの見えた。けっこうこちらを意識しているかんじ。さらに浮上時(中層での安全停止中)には我々のまわりをやつらがグルグルまわり始め360度(こっちに興味を持った)カマスサワラという状況に。今年は飛島沖ではずいぶんと楽しい思いをさせてもらったが毎回違った味わいで驚かせてくれる。沖縄だって小笠原だってこんな数のカマスサワラにグルグルされるなんてのはめったにないだろう。ワラサの大群に格好いい地形にグッチャリ魚群にこれ。台風でどうなるかわからなかったことを思えばかなり得した気分だ。

2ダイブ目はビーチだったがさすがに東伊豆クローズの影響もあって人が多くにごったり魚は引っ込み気味だったりした。ハナハゼ多数、トゲチョウ幼魚、ネジリンボウ、アカオビハナダイ、ハチマキダテハゼなど。南の魚たちは確実に増え、ビーチだっておもしろそうな季節になった。


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