ツアーログ2000

[八丈島?] 7月4日(火)〜6日(木)

1.島の南東名無し (ボート)

2.八丈小島 小池根 (ボート)

3.小浦 (ボート)


いろいろあった八丈島ツアー?? 今回のツアー、本当はもっと長くてもっと違う展開になるはずだったのだけど、なんてこったい!台風3号が3日の午後にフィリピンの東海上で発生しまっすぐ上がってくるではないか。この時期は比較的台風がこちらに近づくことは少ないのに..しかし、4日の時点では八丈島周辺の海はベッタベタに凪ている。お天気もまずまず。島の近くでダイビングすることはまったく問題はない。


ダイビング

陸上から海を見ているかぎりは絶好のダイビング日和。1ダイブ目は体慣らしも兼ねて潮流もないポイントへ。ドボンと飛び込んだとたんに冷っとする。このときの水温は21℃程度なのだが以外と冷たい。黒潮は八丈島をぐるっと迂回するように外れていて島の周辺には冷水塊があるようだ。透明度も10M前後と八丈にしてはかなり悪い。地元の漁師さんはこの1〜2日「海がドブになった。」と騒いでいたようだ。考えてみれば内地でのドブ(ミソ汁)状態よりはずっとましなのだが。水中ではこっちのおなじみのレンテン、ナメモンガラ、ユウゼン、トサヤッコなどは当たり前に見えている。水面では、あちこちでムロアジのナブラが見えていたが水中でもムロアジ(これが大きい)の群れも多く見ることができた。それから途中、10キロクラスのヒレナガカンパチが5,6匹周囲を回ってくれた。

5日もまだ海は凪。だが昨夜はスコールのような雨と強烈な雷だった。朝には雷はなかったが天気は良くない。海はまだ台風の影響もほとんど感じず八丈小島まで向かった。あちこちで潮目が立ち、妙な海の光景だが小池根はOK。エントリーすると昨日よりさらに冷たい。水温は19℃前後 ヒエーッ。ワケあってみんな夏の海対応の格好なので効くなぁ。透明度も相変わらず良くはないが魚は多い。大きなヒレナガカンパチの群れ、テングダイ、ウメイロとタカサゴの群れ、潮上にはキホシスズメダイが見事に群れる。しかし、後半、冷え切ってしまったのでエアーはたっぷり残っていたがとっとと上がることにした。

今日は寒いがせっかくなのだがもう1ダイブ。ポイントは島の北側の小浦に。潮流はそこそこ。水温は小島よりは高くて少しだけホッとする。壁沿いに沖に進む。途中、今回多く見るムロアジの群れやカメに出会う。しばらく進むとドロップオフに出る。沖のほうから潮流を受けて雰囲気はたっぷりある。なんかとんでもないものが通りそうな感じも。それに水が良ければすごいキレイなドロップオフだ。しかし、やはり寒くてゆっくりもしていられない。残念だが今回はこれでダイビングは終了だ。


5日はダイビングを終えた後の午後、良い天気になってしまった。太陽さえ出れば暑い。ゆっくり昼食をとり、温泉に入ったりして過ごす。台風3号は大東島の少し南のあたり。あさってには八丈島にかなり接近する可能性が高くなってきた。ダイビングはできないは、さらには帰れなくなることも十分考えられるので急遽6日に帰ることにした。

翌日(6日)は、まだ風も弱く、天気も良いのだが確実に南の海からのうねりがヒットし出した。なだらかな海面が岸近くで大きく盛り上がり岸に打ち付ける。南から西に面した港はもう船の出入りがきついくらいである。すっかり波見物の気分だ。八重根の港の打ち寄せる波を見て、台風時の波が有名?な藍ヶ江港を見て回った。

帰った翌日(7日)は八丈島は豪雨と強い風にみまわれたようだ。船も飛行機も欠航したとのことで一応台風からスタコラ6日に逃げ帰って正解ということになった。しかし、やっぱり八丈島らしい黒潮の海を味わいたかったな。アレッ、八丈島ツアーだったんだっけ?まぁ、又だ。


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