ツアーログ2000

[土肥] 11月23日(木)

1.通り崎湾内ビーチ (ビーチ)

2.通り崎湾内ビーチ (ビーチ)


No.1、2

・ 11月23日(月)

ポイント : 通り崎 ビーチ(ビーチ)

コンディション1 : 天候 晴れ、風向 北東 、波 無し、うねり 無し、潮流レベル 0.5〜1 (弱←1・・・10→強)

コンディション2 : 気温 15℃、水温20.5℃〜21℃、 透明度 7〜10M

この写真をデジ撮影した寺尾香さんはこの2個体の背鰭と尾びれが違うことを見つけた。個体差ってけっこうあるのね。

・今回も予定変更。ナビゲーションの練習をしたいメンバーもかわいいクマドリイザリウオを見てみたいとのことから土肥に来た。前日の夜に土肥のクラブハウスに入って朝もラクラク早めに行動開始。101にはこの時期にしてはダイバーが多い。北東の風が強く東伊豆がきついのかななんて考えながら朝まだダイバーがいないビーチへ潜った。水はまずまず。晴れているので明るくて気持ちいい。沈船にはネンブツダイやコロニーに近いアカオビハナダイたち。そこから少し上がった砂地にはネジリンボウとヒレナガネジリンボウが一緒の穴にいる。今回見てみたかったクマドリイザリウオ(2個体)は小さくて見れば見るほどかわいらしい。近くにはカミソリウオのペアもいる。他にはゼブラガニを見たりハナハゼ、ヒメユリハゼなどを見てフィッシュウォッチングを堪能した。

昼前に2ダイブ目を。うちの目的は朝に下見した湾内のナビゲーション練習だ。メンバーは真剣に潜っている。それにしてもビックリというかガッカリしたのはクマドリイザリウオのあたりにダイバーが集中していたことであった。そのエリアに近づくと(もうビーチ全体もそうだが)モワモワと煙幕のように濁っていた。狭い範囲に20人以上はいただろうか。土肥のビーチではあまりお目にかかれない光景である。たいして砂地でもないのによくあれだけ砂煙がたつもんだと思う。しばらく見ているともうメチャクチャなウォッチングである。写真を撮るために生物をいい向きにしようとしたり、足元は踏みにじりまくっている。とんだひいきのひきたおしである。クマドリクンもうどこかへ逃げちゃえって気分だ。もう、西の大○崎や東の富○みたいだ。自分たちもその中の一員をやったと思うと気分が悪くなる。そんなふうに生物を見ていないつもりだがアイドルに群がってる一員に見えても不思議はない。どうりで今日は土肥にダイバーが多いはずである。

フィッシュウォッチングは楽しいがあるがままの姿を楽しんで他の生物に影響を及ぼさずに観察する意識を確認しなおして楽しもうとあらためて思った今日であった。

それにしてもひどいダイビングをするグループのなんと多いことか!生物にエアーをかける、上を通る、まわりの石を動かす、目的の生物の場所までブルドーザーのように水底を荒らして進む人たち。リーダーは海の何を紹介しようというのだろう。そんなやり方で金儲けに生物を利用するなら水族館ツアーでもやっとけって感じである。


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