ダイブログ 2003

2003年10月3日〜5日

2003 秋


1.湯瀬

2.硫黄島

3.宇治群島

4.宇治群島

5.千貫瀬


 

2003年も夏に続いての2回目の秋目。前の週に日本近海を通過した台風にはハラハラしたけど、天気はバッチリ。しかしどうも風がつよい。さて、どこに走れるか。。


湯 瀬

まるで冬の季節風のような風の向き、北西。南下する往路はほとんど楽チンに走ってゆく。目標の湯瀬に着くと岩の北側は波があってきびしい状態。そこで風の陰になるハナレ側にエントリー。水温26〜27℃、透明度も30m以上は見えている。青くて気持ちの良い水。潮流はそこそこ速い。この潮の状態だとやはり岩の北側のほうが魚影は濃いかな。でも水深35〜40mの水底までスコーンと見える水が気持ちよい。

湯瀬             Terao

Cherry 

ちょっと流れてます。 Terao 

エントリー前! Kusakabe

硫黄島

風が強めで湯瀬も思った場所を狙えそうもないので硫黄島に移動。島の西側のハナに潜ることに。ここでもあまり先に進むと風の影響を受け始めてしまうのである程度の場所からは進まないようにしなければ。

ここは段々になった岩礁で段ごとに水深が結構変わるおもしろい地形。そのヘリには魚もなかなか多い。このエリア名物?のキヘリキンチャクダイはあちこちにいる。シラコダイの群れの中にカスミチョウチョウウオが混じったり、ツムブリの群れも通り過ぎたり、大中のナポレオンのペアがいたり。大きいほうはかなりのサイズ。1,5mくらいあるだろうか。このエリアに北隣の陸地はもう九州本土である。九州本土でもこのサイズのナポレオンなんているのだろうか?ちなみに沖縄あたりではもうほとんど見られないような気がする。

硫黄島の海岸にも楽しそうなところ 

このおでこは中の方のナポ君 Akiko S 

シラコダイ群れにカスミチョウも混じってました。Cherry

段々になって落ちてゆく硫黄島のはしっこの水中。Kusakabe

硫黄島上陸

硫黄島の街並み  Cherry

こちらも硫黄島の街  Akiko S

もちろん硫黄島には上陸した。まずはお弁当を食べてアイスを食べて東温泉へ。

もちろん行ってきました。 Akiko S

 硫黄島で温泉タマゴに挑戦  Terao

今回のトピックスはタマゴを持ってきたこと。発案&実行は「食べ物のことはおまかせ!くさ○べさん。」硫黄島での温泉タマゴとは…これはおもしろいアイディアだ。

結果は残念ながらゆで卵ほどにはならなかった。でも宿に持って帰ったタマゴをさらにゆでてくれた。殻をむいても温泉の香りがたっぷりするタマゴだった。満足!

今年は潮が満ちていて

みんなでこっちにも入れました。

硫黄島で野生化した孔雀(白バージョン)  Akiko S

宇治群島

昨日も今日も天気はバッチリ。でも風が強め…けっこうバタバタしながら宇治にやってきた。まずは港に入り一休み。のはずがそうでもなくなってしまった。なんとなく見に行った高い岸壁。前回の宇治遠征でここから飛び降りた話をしていたためか某たまご係さんがいきなりドボン!そしたらほかの女性陣も次々に飛び降りた。ふつうもっと躊躇したり押し付けあったりしないかなぁ。。

もちろん宇治群島に入港 Terao

約7mの岸壁から飛び降りた跡!?Terao

飛び降りたのは外側、もっと高いです。 Itami

無人島の陸の探検も思い思いに出かけていた。考えてみたら宇治に来るのは2年ぶりくらいかな。海も陸も楽しく遊べるいい場所なんだけど。しばらく他の場所(岩、群島)への探索が続いた。つくづくこのエリアは行きたい岩が多すぎると思ってしまう。

宇治家島の廃墟...  Cherry

廃墟の中の風呂  Cherry

宇治群島でのダイビングは波の影響でなかなか静かな場所が見つからない。仕方なく?この港を出たすぐのところに潜ることにした。波も流れも影響を受けないあたりでエントリー。12〜15mの水底が続くがここが見事なサンゴの群生である。ミギマキやレンテンヤッコなど伊豆でのおなじみの魚たちと一緒に南の魚も普通にいる。そういえばオヤビッチャの100匹を超えるだろう群れは見事だった。そこから大きな岩の間を抜けて沖側へ少しだけ進んでみると潮がかかりはじめメジナ大群やタカサゴ、ムロアジの群れが見え始める。ここは港に近いといっても家島と向島の間の海峡に面しているわけだ。(港に近いといだけで?)意外だったが面白い場所である。次はもっと沖に出てみたいし、長い距離を流してみたい場所だ。

2ダイブ目はいろいろ行ってみたがパッとしないのでおもいきって沖に顔を出す岩「ウベット」へ潜ることに。うねりはきているものの風波はたいしたことがなかった。飛び込むとさすがの透明度。真っ青で抜けている。メジナ、ムロアジ、タカサゴ、ニザダイ、コガネスズメダイがかなりの数で群れている。水温が高めだったためかカンパチなどは回ってこなかったがやはりドキドキして気持ちの良いポイントであった。

避難港横の見事なサンゴ

今年も多かったハリセンボンCherry

みごたえある群れでした。

千貫瀬

前回(7月)は釣りの船が来ていて潜れなかった千貫瀬。こんなに近い(秋目から5分?)のに潮流が速かったり釣り船も来たりでなかなかタイミングが合わないことが多い。今回は海は凪、潮流はゆっくりで他の船もいないおあつらえ向きの条件。ただこのところ坊津沿岸の水は異常なほど濁っていて秋目の湾内は5〜7mくらいの透明度とのこと。しかしこの日は千貫瀬あたりまで来てみると前日までの緑というか茶色というかの海面からなんとなく青くなったような感じがした。潜ってみると15m以上は見えている。あーよかった。魚影はあいかわらず、イサキはどっさり群れて、若いイソマグロの群れはウロウロ。ここは水中での景観、生物はかなり伊豆に近くなるがタテジマキンチャクダイ、サザナミヤッコ、モンガラカワハギなど南の海のおなじみの顔も普通に見える。あんがい安定して楽しい場所である。

秋目港を出るしおり丸とイワシAkiko S

千貫瀬の魚影は相変わらず。 Kusakabe


番外編の写真をどうぞ

前回なかった囲炉裏が。 ここでBBQ!

がんじん荘の夕食。。 Kimpara

こんなのも。豪華!   Kimpara

がんじん荘前の夕景 Kimpara

今回は天気にはバッチリ恵まれた。風には多少困らされたが遠征はできたしとても楽しめたと思う。このところ欠かせない硫黄島はあいかわらず楽しい。久しぶりに宇治群島もやっぱり楽しい。ダイビングは硫黄島まわりが思いのほかおもしろそう(今回潜ったあたりのさきにはイソマグロの群れが来るとか)。宇治の瀬戸(海峡)もいっぱい潜ってみたい。もちろん夏に行った草垣群島はまた行かねばならない!?こまってしまう。

とか考えながら今回も鹿児島空港の近くのチェコ村に寄って飲んだり食べたりして帰途についたのでありました。


これまでの南九州ログ

2003年7月24日〜27日

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2002年8月9日〜12日

2001年10月5日〜8日

2001年7月13日〜15日

2000年9月29日〜10月1日

2000年8月4日〜6日


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