ダイブログ 2004

2004年9月30日夜〜10月3日

2004 秋



台風が...

早くなったり遅くなったりの台風21号が北上しています。3日前くらいにはツアーの催行自体をあきらめかけたくらいの困ったコースです。

出発の日の前日に鹿児島を通過した台風は各地に大きな被害を出して行きました。

でも2004年秋のこのツアー、なんとか出発です。


今回は水中での撮影班(デジカメを持つメンバー)が少なくて水中でのシーンは少しだけです。


10月1日 硫黄島、湯瀬へ

今回もいつものように硫黄島方面へ。。考えてみれば「いつものように」と言ったってこんな場所に何度も来られるなんて幸せかも!

湯瀬!  itami

海は行きはほぼ凪。(帰りはベタ凪!)

湯瀬に到着すると潮流が速い。。7月にも潜ったハナレにまずはワタシが偵察。それなりの流れの中を潜ってゆくとウメイロモドキやハギがたっぷり群れています。すぐに船にあがってみんなで再度エントリー。ところが「??」流れが無い。魚が少ない。頭の中は「???」でした。ほんの数分のうちに潮流はずれてしまったようです。おかげで?ハナレを余裕で回って隣の瀬まで泳いで地形を見て楽しむことができましたが。

潜降直後ツムブリの大群が

最後までついてきたツバメウオ

2ダイブ目はさてどうしましょう... 潮流があるところはかなりの速さだし、無いところに行っても魚はいないだろうし。休憩時間に様子を見ながら湯瀬のまわりを見てまわります。やはりほどよい場所なんてありません。こうなれば気合を入れて潮上に飛び込むことに。岩には潮がバシャバシャ当たっています。波ではなく潮流なのでザブンではなくシャバシャバといった感じです。船をぎりぎりまで近づけて一気に飛び込みます。壁に当たって上へとのぼる潮を突破して潜降し岩に取り付きます。そこはやはりすごい魚影の世界です。まずはツムブリの群れがやってきて次はギンガメアジの大群がわいてきます。ニザダイの大群、タカサゴ、イソマグロの編隊、なぜか数匹のツバメウオもヒラヒラしています。それぞれが走り回り去っては沸いてきます。水は多少暗くてスコーンとはゆきませんでしたが実にすばらしい光景でした。途中から下に向かって流れる潮に負けないように岩壁をつかみながら移動し、一度集合してからみんなで飛び立ちました。その後もツムブリの大群が下からきましたがもうお腹いっぱいです。浮上して満足満足。

ピンボケですが。 ギンガメアジの群れ

こっちもピンボケ ツムブリの群れ

もちろん今回も薩摩硫黄島上陸

快晴のなか硫黄島へ到着。

もちろん東温泉へ。

流れ落ちる温泉かなりの熱さです。

表面は熱いけど、下はなんとか...

薩摩硫黄島の中心地。

いつものようにこの店でアイスを買いました


10月2日 草垣群島は遠く

2日目はさらに足を延ばして「草垣群島」へと向かいました。しかし...前日と打って変わって北西の風が強い。どんどん高くなる波に途中で断念。残念ですが次の機会に!

戻ってきて千貫瀬で潜ることにしました。ここは秋目から近いけどこの付近では1.2を争うスポットです。いくらか波がありますがまだ大丈夫です。(昼過ぎからの2ダイブ目はなかなかのうねり+潮流になっていましたが) ここはあいかわらずの魚影でした。千貫瀬の常連のイサキぐっちゃりはなぜかいませんでしたがタカサゴの川のような大群やニザダイの群れ、ムロアジやメジナの群れにサザナミヤッコやタテジマキンチャクダイも普通にいるところがいつもの伊豆と違うことを実感させてくれました。

タカサゴの群れ

けっこうな潮流で。


助代温泉

海から戻ってから最近はよく一緒に潜る現地在住の近藤君が温泉に連れて行ってくれることになりました。有名な吹上温泉近くの助代温泉へ。秋目からは40分程の場所とか。すごく風情のある温泉場だったようでみんな大喜びでした。(ワタシは諸作業のため行きませんでしたが、かなり良い温泉だったようで。残念!)いつもながらありがとう、こんどう君!

助代温泉

写真は

Asamiさんの携帯




10月3日 鹿児島観光へ

そして最終日は鹿児島観光に出かけました。

お天気はバッチリの(海はまだ波が高いけど)観光日和。暑いくらいです。いつもなら船(しおり丸)を駆る川村さんと富田さんの運転、案内で「がんじん号」に乗って!

まずは知覧の特攻平和会館へ。第2次大戦の時に特攻隊の基地があった場所に隊員たちの資料や遺品が展示してあります。色あせない悲しい記憶と記録の数々にずっしりと。ヘラヘラしていられないひと時でした。


桜島へ

いつもは高速道路から遠くに眺めるだけの桜島へ渡りました。

鹿児島の港からのフェリーはあまりに手軽なんでビックリでした。スーッとフェリーに乗って15分で桜島上陸、そのまま船を通過するように車は降りて有料道路の料金所みたいなゲートで料金を払うだけです。

フェリーで桜島へ!

桜島をバックに。近くで見ると迫力あります。

溶岩の中の遊歩道

噴火時の避難用。コワイ


今日も温泉

空港に行くには微妙に時間があるし、ならば今日も ということで妙見温泉に。空港からは近い割りに山に囲まれた渓谷沿いの温泉地です。なかなか雰囲気のある温泉です。

今回のツアー、メンバーのみなさんはこれで温泉3ヶ所目です。温泉ツアーのはずではなかったのですが...でもいっか。

妙見温泉から空港に戻る途中にもうひと遊びをいつものチェコ村で焼酎試飲やお買い物して過ごしました。

今回はまずは台風21号に悩まされながらも出発し、青空ベタ凪の湯瀬と硫黄島の1日目、波と曇り空の2日目でした。でも旅行を楽しむメンバーの方たちのおかげで海だけではなく食べたり飲んだりお風呂に浸かったりと楽しい旅行になりました。

なんだか次回は草垣やもっと遠くの島や岩に行きたいものですが温泉や観光もちょっと入れたいなんて気持ちにもなりました。

おわり


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