ダイブログ 2007

2007年7月26日〜29日

2007 夏


1.湯瀬 

2.湯瀬

3.宇治群島 雀島

4.宇治群島 ウベット 

5.秋目 唐岬沖


近年の気候は読みにくい…

梅雨前半の少雨傾向から一転し6月下旬から7月中旬の九州地方は大雨、いや豪雨に見舞われました。そして海の日の連休に合わせたようにやってきた台風4号。

現地の状況が心配されましたが、不思議とツアー自体はいつも通りに行けるのだろうと言う気持ちがありました。

そして今年もこのツアーの強運を発揮しました。ツアー出発の数日前から晴れだした鹿児島の空。

素晴らしい夏の薩南海域の野生の海を堪能してきました。


湯 瀬

まったくのフラットとは言えませんが走るのに問題なしの海を南下ししょっぱなからA級ポイント「湯瀬」に向かいました。

足慣らしというには緊張の初ダイブ。皆さんがんばりました!

青くて暖かい海でスタート!

ツムブリたちが夏らしい!

ムレハタタテの向こうにギンガメ大群

脱兎!ギンガメアジ

湯瀬は大潮だというのに流れ弱し(2本目はほとんど止まってました)。。でも沈み瀬にはギンガメアジ大群(またもやあわてて逃げやがる)、ムレハタタテダイの大群、メジロザメ、でっかいイソマグロは別グループに平気で割り込んでました。

さすが湯瀬、潮の動きが少なくてもこれだけ魚たちに合えるのはさすが!

でもなにより真っ青であたたかい水(透明度は30m以上)に感動でした。


薩摩硫黄島へ

火山の島。カッコいいです。

湯瀬まできたらやっぱり薩摩硫黄島に寄って行きます。

船で走るとその姿が見えてきます。木も生えていない荒々しい火山が硫黄島らしい迫力を見せています。

そして港に入ると水の色は真っ赤になります。初めての人たちは驚いたのでは?

薩摩硫黄島港。いつもの赤い水

一番の湯船と滝の湯のみんな

熱〜い温泉と海水が混ざってGood!

そしてやっぱり東温泉ははずせません。

スーパーワイルドな秘湯なのに毎年来れるなんて秘湯マニアの方々ごめんなさい。

お湯(水?)たまりにはまってます。

超源泉の滝で修行!?

たまには立って記念撮影。 暑い日だし

お風呂の帰りはもちろん商店によってアイスを食べました!!

火山をバックに。薩摩硫黄島のメインストリート

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2日目は宇治群島

2日目も海は走れる状態。予定通り「宇治群島」に向かうことに。

前日の硫黄島方面は拠点の秋目から南に走るのですが、宇治群島は西に走ります。走る距離はほぼ同じ。時間にして1時間15〜30分くらい。このあたり岩や島々に行きたいと考えたときには思っても見なかった短時間で行けるのです。秋目の場所のよさと「しおり丸」の速さのおかげですね。

宇治群島に到着    M.I

まずスズメ島に向かいます。   M.I

メジナの大群

こっちを見てる? ツムブリ

タカサゴの群れが流れます

中層に出たらよって来たメジロザメ

Y.Katsumata

けっこう綺麗 タカサゴ K.Kamiyama

メジナの群れ   K.Kamiyama

ウベットのツバメウオ Y.Katsumata

タテキンの子も多かった Katsumata

楽しそうな裂け目 K.kamiyama

エキジット!しおり丸

休憩した入り江にも奇岩が 宇治群島

休憩中はもちろん海遊び  宇治群島

大潮の干潮になるので避難港に入るのはやめ、昼休み(2ダイブ終わったあとも)には静かな入り江で休憩&スノーケリングタイムとなりました。

とってもきれいな水で泳いだり潜ったり。目の前の島の光景も奇岩があったりで楽しい時間でした。

そして2ダイブ目はウベットへ。

ここも沖合いに顔を出す岩です。釣りでもA級ポイントらしいです。

なんとまたもや潮流のほとんどありませんでした。なんでかな〜。速すぎても困るしまぁいいか。飛び込んですぐにツバメウオの編隊がお出迎え。タカサゴの群れやツムブリの群れは相変わらず。途中の裂け目はダイナミックで皆さん気に入った様子でさかんにのぞいていました。そのあたりにはシテンヤッコ、特大サザナミヤッコ、タテジマキンチャクダイと一緒にミギマキなんかが見れて関東の私たちにはなんとも不思議な光景です。

 ムレハタタイダイの大群  M.I

タカサゴ群れの向こうにも群れが  M.I


秋目に帰ってこの夜は恒例のBBQ。今回は船の皆さん(漁師さん)が採ってきてくれたトコブシが目玉。刺身でよし、焼いてよし。もちろん肉に野菜に焼きそば、オニギリもあってメンバーの方たちも舌鼓を打っていました。

今回の目玉、トコブシ

BBQのスタート


ラストダイブは湾内で

このツアー最後のダイビングは近いポイントで。

いつも潜る千貫瀬は朝から釣り船がいっぱい。ここは南九州の沿岸では一番といっても良いくらいの沖の沈み瀬(隠れ根)。魚もいっぱいなので当然釣りの人にとってもおいしい場所なワケです。

そのかわり湾の入り口にある岬で潜ることにしました。

湾と言ってもここは流れもあるときにはガンガンいきます。でも今回はまずまずの流れ。みんな飛び込んでみると思ったより水は良い。続いた大雨で沿岸はすっかり水が濁っていたようでしたがけっこう回復していました。もちろん湯瀬や宇治群島のようにはいきませんが。

飛び込むとニザダイの群れ、下の方にはアラの姿もちらほらと。買ったら(売ったら?)高いんだろうなぁなどと考えます。落差20〜30mくらいの巨大な根から根を渡ります。途中キビナゴの大群が翻っていたり。岩につかまるとそこそこの流れを感じます。ダイナミックな地形と潮流にみんな心なしか楽しそう。やっぱり刺激が好きなのかな!?

ニザダイの群れが  M.I

流れの中岩につかまります M.I

おまけ

ラストダイブが終わって港に帰る途中、しおり丸は湾の奥のサンゴ地帯に寄ってくれました。

そう言えば昨夜のBBQの時に地元の方が「そこはサンゴの種類、数ともにかなりのモンで貴重な場所。学者さんも調べに来たよ」と言っていました。

船から泳いで岸の方にみんなで泳いでゆくと「どこ?」。

なんて思いながらそれぞれに泳いでいると、あっちでは「テーブルサンゴの群生があるよ」、こっちでは「枝サンゴの群生が」。

また違う場所では別の種類のサンゴの群生がありました。

ここは知られていないとのこと。きっと知られない方が良さそうですね!

サンゴを見にスキンダイビング


今年も行きました、この単純明快ダイビングツアー。潜ったら楽しそうな場所に船を走らせ、そして飛び込む。

こんな幸せなことはないといつも思います。参加の皆さんも飛び込む前は緊張しつつもとっても楽しそう!

今回は台風4号の後(帰ってきてから台風5号発生)の梅雨明けの晴天の中を連日遠征することができました。みなさんの日ごろの行いがよほど良かったのでしょう!

この日程中なぜか潮流がなく、薩南の岩や島のワイルドな海にのんびりと潜ることができました。それでも手付かずの野生の海は見事でした。

ところで今回もまた他のダイバーに合うことはありませんでした。梅雨明け後の夏の週末だと言うのになぜ他のダイバー達がこの有名な(釣りで?)場所に遠征してこないのかはわかりません。でもありがたい限り!

それからいまやイワシの田舎になっている秋目落ち着くことと言ったら 。。

やっぱりここ(海も陸も)は素晴らしい!!

また秋も!

参加メンバーの方達から写真が届いたらどんどんアップします。

おわり


これまでの南九州ログ

2006年9月28日〜10月1日

2006年8月3日〜7日

2005年10月13日〜16日

2004年9月30日〜10月3日

2004年7月23日〜25日

2003年10月3日〜5日

2003年7月24日〜27日

2002年10月4日〜6日

2002年8月9日〜12日

2001年10月5日〜8日

2001年7月13日〜15日

2000年9月29日〜10月1日

2000年8月4日〜6日


ツアーログ目次

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iwashi-d@divers.ne.jp


湯船は3つ。1番上はすっっっごく熱くて入れたものではありません。

あ、足まで入って「うん熱いね」なんて普通の顔して言っていた○つぁんはすごい!

2番目のお湯でもかなり熱くてほとんど入れる人はいません。3番目のお湯がちょうど良くみなさん入っていました。

でも、さすが夏の薩南、陽気が暑くて暑くて。

そのかわり海に滝のように落ちる入り江は海の水と混じってなんとも気持ちの良いお湯加減。来る波、引く波に湯瀬で味わえなかった流れ感覚を堪能したと口々に。

1ダイブ目は雀島へ。名前はかわいいけどなかなかダイナミックなポイントです。

ところが昨日に続いてまたもや潮流弱し。大潮だというのに。。よく潮周りですっかり潮の流れを見もせずに判断してしまう人がいますが海はひんぱんにデータを裏切ってくれます。やっぱりその時に飛び込む場所で見てみないとわかりません。

それでも雀島は面白かったです。ツムブリの群れがやってきたりメジナの大群、それから名物のコガネスズメダイのグッチャ群れやキンギョハナダイのビッチリ群れを見ると宇治や鷹島に来たことを実感します。タカサゴの大群が足元を流れたりしてラストはメジロザメがやってきてグルグルまわって?くれました。