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さかんに異常気象と言う言葉が聞かれだしたこの7月。 たしかに…例年と違う南九州の海と空でした。 このツアー、2000年以来18回目にして最も天候、海況に影響を受けたのではないでしょうか。 例年なら梅雨明け後の真夏の天気、海況になるはずのこの時期、九州北部や中国地方では豪雨で大きな被害が出、九州南部でも南西からの風がおさまりません。 そんな中での今回のツアーとなりましたが、参加の皆さん、ダイビングに普段はできない観光にといっぱい動き回ってきました! |
1.坊津 千貫瀬 2.久多島 3.久多島 4.坊津秋目湾 黒崎 5.坊津秋目湾 赤崎 6.坊津秋目湾 うっちゃがさき |
硫黄島、湯瀬は遠かったのね 毎回、当たり前のように走っている薩摩硫黄島や宇治群島。 今回は低気圧の通過で南西の風が強くとても沖に向かって走ることができないコンディション。 考えてみれば、外海を高速船で2時間前後も走る岩や群島。そんな簡単に行けるような場所ではないはず。このような状況も受け入れないとならないですね。 |
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ならば どんなにあがこうが、祈ろうが自然にはかないません。 そんなわけで今回はスーパースポット「デン島(湯瀬)」もあきらめましょう。 でも拠点の坊津秋目の近くには素晴らしい魚影を誇る「千貫瀬」、九州本土に沿って走れば「久多島」があり、初日の24日ならまだ行けそうです。 あるいはこの2ヶ所、九州の沿岸では最高の魚影の1,2を争うエリアかもしれません。 |
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今年の初夏、ホームの伊豆のみならず伊豆諸島までも海のコンディションが上がってきません。 水温は上がらず、透明度も今ひとつ。 どうしたわけか、今回の日程の時点では鹿児島の近場の海も同じような状況にありました。 水温は今回21〜26℃。その前に潜った伊豆(低い場所は16℃台)に比べれば楽勝に温かいですけどね(笑) 透明度もパッとしません。 でも魚影はさすが! 千貫瀬ではイサキの大群、ニザダイの大群、タカサゴ大群、根頭の凄い数のキンギョハナダイ大群は健在、千貫というだけのことはあります。 そのあとに走った久多島も透明度は10m前後とこの時期としてはいまふたつ。でも目が回るほどのキビナゴ大軍、ハマフエフキの群れ、ニザダイ群れ、カンパチの群れ、なんだかやたら登場のエイたち、そしてこの時期ならではのオグロメジロザメ軍団。 物凄い数の魚たちの中を泳いできました! |
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こんな時ならではの観光へ 25日はさらに南西の風が強まり、沿岸の湾内でも潜る場所は限られました。 午前中にうねりや波の影響を受けない黒崎、赤崎で潜り、午後から観光に出かけることにしました。 向かったのは「知覧」 「知覧」(ちらんと読みます) 薩摩の小京都とかも言われる歴史を感じさせる街です。 お茶でも有名らしいです。 その知覧にある武家屋敷の街並みは石垣と質素ながら歴史を感じさせる屋敷、それからそれぞれの庭園がありました。 それから知覧には「特攻平和会館」があります。太平洋戦争末期に特攻機の出撃地となった場所です。 特攻平和会館には数多くの遺品や特攻隊員の手紙、遺書などもあり、見て回った後には皆さんすっかり重い感じになってしまったようでした。 今の時代、そんなことがあったなんてなかなか信じられないです。 でもそれほど遠い昔のことではなく、私くらいの年代なら親の世代のことなのですよね。 |
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がんじん荘
このツアーで毎度お世話になる「旅館 がんじん荘」。 今回行ったら店内の雰囲気が違うじゃないですか。 建物自体は変わっていませんが、いろんなところが新しくなっていました! お風呂が新しくなっていたり、トイレが増えて、しかもすべてウォシュレットになっていたり。天井も高くなっているし、これまでのノンビリ空間に便利さが増していました。 いや〜なんかさらに快適になっちゃったな〜(とくににウォシュレット…) 最後の夕食は今回もBBQ。 でもあいにくの空模様。でも船着場の漁協の施設の屋根の下でやりました。 さすが漁師さんと直結のツアーですね(笑) ホームの西伊豆に負けないくらい落ち着いてしまう秋目とがんじん荘、またたくさんの方にここの良さを味わっていただけたらと思っています。 |
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おわり