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今年は7月のこのツアーに続いて天候にやられたか!? 南海上にある台風より停滞する秋雨前線を気にしながらのツアースタート。 案の定、前線にに吹き込む強い風の影響に翻弄されました。 しかし、このまま終わらないのがツアー。 生き生きした薩南の海を楽しんできましたよ! |
1.坊津 沖秋目島 西の詰 2.坊津秋目湾 黒崎 3.坊津秋目湾 赤崎 4.坊津秋目湾 うっちゃがさき 5.湯瀬 6.薩摩硫黄島 永良部崎 先端下 7.坊津 千貫瀬 |
1日目は足慣らし ビロウ(沖秋目)島 今回は木曜日の夜出発ではなく木曜日の早朝出発。 坊津秋目には昼ちょっと過ぎの到着です。 せっかくだから足慣らしを兼ねての1本。 足慣らしとは言っても、飛び込んだビロウ島の沖側の先端、西の詰はダイナミックな地形と視界いっぱいに群れるキビナゴの大群、それを追うツムブリ、ワラサと相当の楽しさ! 毎回楽しませてくれる楽しい場所です。 |
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吹き荒れる風雨 2日目は朝から荒れ模様。 朝出港して一時は北の方の久多島あたりを目指しますが、大きくなる波にUターン。 自然には勝てません。こんなときは視点を変えて楽しみましょう。 南からの風とうねりを避けて秋目湾の静かな場所でのダイビング。 湾内と言っても今回は透明度もなかなか良好。みなさんあちこちで伊豆あたりでは見ることの無い生物を見つけたり、思い思いに写真を撮ったり。 それにしても昼前後は笑ってしまうくらいのすごい風雨でした。 湾内の風裏なので船が揺られたりあぶないことはないのですが、海面を吹き渡る風がすごかった〜。 |
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走った! 湯瀬へ 坊津秋目から行ける場所では宇治群島であったり津倉瀬や鷹島などとっても楽しい無人の海域がいくつもあります。 その中で、湯瀬で潜ることはやっぱり格別に楽しみなことです。 岩の景観の格好よさ、ハズレの少ない魚いっぱいの水中。でも緊張せずにいられないきびしい海洋状況。 ところが前回来ることが出来ず、リベンジも兼ねて参加したメンバーも。 前日までの秋雨前線の影響による時化もなんとか走れる程度におさまり、湯瀬へ向け出港です! 行きは波にも乗って快調に走り1時間45分ほどで湯瀬に到着。 真っ青な海、でもうねりは大きく、いつも飛び込む場所ではエキジットが厳しすぎ、(というか無理!?) そこで波風の陰でエントリー。 |
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波風の陰と言っても、 飛び込んだらそこは「湯瀬」! 見事に青い水中にいきなりみなさん興奮です! 名物ではあるのですが、いつもどこにいつのかわからないオキアジの大群はすぐにいてくれます。ツバメウオやムレハタタテダイ群れもいます。 中層にはイソマグロやメジロザメ。次第に数を増やし、後ろの方の人によると何匹にもなったそう!! 流れも波も無い静かな方に戻ると前方には脱兎のギンガメアジ大群が。今回も脱兎で行ってしまい何人見れたことやら。 下からはニザダイの凄い大群がわきあがり我々を取り囲みます。 浮上近くには特大ツムブリの群れが、もっと浮上間際には少年ツムブリの群れが遊びに来てくれました。 そして湯瀬でのダイビングは終了。 ああ、やっぱり湯瀬は楽しいですね!! |
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薩摩硫黄島で潜る 今回一番とも言える大きな目標だった「湯瀬」はやっぱりすばらしい海でした。 でも、海況は穏やかとは言えず、2本潜るためのインターバルで休むにはちょっと波あり。 そんな訳で大満足の湯瀬のダイビングを終えてすぐに薩摩黄島へ向かいました。 北寄りの風だし、硫黄島といえども潜る場所は制限は受けます。 では、しおり丸の2人からも話を良く聞く魚探の反応が元気なあたりはどうでしょう。 港のすぐ出たところにある洗岩とその続きの沈み瀬。 そこで潜ることにしました。 |
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ただ、問題があります。 ご存知、硫黄島の港はいつも赤茶色。港の中の水底から鉄分たっぷりの温泉が湧き出ているためです。 その赤茶の水が今回潜ろうとしているあたりまで流れ出ていたりすることが大きな問題。 今回もまだらに茶色い水が来ています。そこで試しに1人で偵察に飛び込んでみます。水深5mくらいまでは透明度3〜5m。でも10mも潜れば問題ないくらい(15mくらいの透明度)に見えてきます。 そこでみんなで濁りを突破して集合しようと作戦を合わせエントリー。 中は黄色いフィルターをかけたような世界。でも魚たちは他と同じように普通に暮らしているよう。たくさんのサザナミヤッコや坊津あたりではあまりみかけないタテジマヤッコなんかも泳いでいてより南方系な雰囲気。 遠くを見ると黒い巨大な塊が見えますが、どうやら濁った水のシルエット。茶色の水は浅いところだけとは限らないのですね。 |
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そして、ここでびっくりしたことが。。 ダイビング中盤から中層にイソマグロを見かけだしました。 そして潮が動いてきたら巨大イソマグロが登場!しかも何匹も何匹も。 ニザダイも凄い大群で出てきます。 イソマグロは2mクラスも入れて多分数十本。濁りもあって写真は皆さん証拠写真くらいしか撮れませんでしたが全員がバッチリみることができて大興奮。 魚群探知機で反応するのはあれですか? 激しい潮流だったり、赤茶の水だったり、潜るには条件の難しい場所ですが気になる場所が増えちゃいました。 |
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薩摩硫黄島へ上陸 今年は7月に来た時に悪天候で湯瀬で潜ることはおろか、硫黄島にも来ることが出来ませんでした。 外洋を走って来るわけですから走れない海況があっても当然。 な訳ですが、これまではなんだかんだ言っても来れていた硫黄島。その時のメンバーの皆さんを思うと… 今回も静かとは言えない海況でしたが、それほど波にやられることなく来ることができました。 お目当てのひとつ、東温泉にも行きました。でもどうしたわけか3段目の湯船まで熱くて入れません。。。 皆さん、こぼれたお湯が海水でぬるくなったあたりで寝転がったり、手ですくって浴びたりしていました。 ま、あのワイルドな光景を見られただけでも良かったですよね。 |
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夕日と十五夜 硫黄島からの帰りは向かい風でちょっと時間がかかりました。 拠点の秋目に着くころには夕日の時間となりました。 西に向いている薩南坊津。夕日はきれいです。 しばし船を止めて見物&撮影タイム。 そうそう、逆の山の上にはお月様。今日は十五夜、月も見られて良かったですね! |
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綱引き 十五夜の夜は秋目ではお祭りと綱引きがあるそうです。 南薩では昔から十五夜に綱引きや踊りなどをする風習があると地元新聞に書いてありました。 ウチではこれまで毎年この季節に来ていますが、十五夜に当たったのは初めてだったのですね。 土地の人に混じって参加させていただきました。 夕食のバーベキューの途中にちょいと走って行ってきました。 40歳以上vs40歳以下 とか 東集落vs 西集落 などの対決がありましたが、年齢は自己申告だしかなりいいかげんな感じでした(笑) |
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胸すく魚群、千貫瀬 ラストダイブは今回も秋目にも近い「千貫瀬」。 私たちもよく潜る場所です。 鹿児島でも沿岸では屈指のポイントです。 そのかわり、潮流も速いことも多いのですが今日はトロトロ。 透明度も良かったのでドリフトで潜りました。 1,2,3で飛び込むと、魚たちで覆われた瀬(岩)が見えてきます。 浅いところのキンギョハナダイ大群、途切れることなくやってくるタカサゴの超大群。目前をよぎった大きなマダラトビエイ。今回どこでも現われた壁のように群れるニザダイなどなど。 本当に見事な魚影でした!! |
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まいどありがとう! 秋目に来る理由の大きなもの。 心安くくつろがせてくれる「旅館がんじん荘」とその家族の皆さん、 そして「しおり丸」の船長と、幸夫君。 イワシのダイビングを理解してくれ、素晴らしい海へ連れて行ってくれます。 ポイントでも無い野生まるだしの場所で潜れる幸せは最高です。 地元の関東、東海ではなく遠く薩南でこんな冒険心あふれる楽しいダイビングが実現できるのも2人のおかげです。 もちろん、またよろしくね! |
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おわり